2012/09/30

静岡県庁本館 ~ 静岡県静岡市


旧駿府城の跡地に建てられた静岡県庁本館は昭和12年に完成しました。

設計は当初、静岡市役所や豊橋市公会堂を設計した中村與資平に依頼する予定だったのが、懸賞募集で一等となった泰井武の設計を基に、実施設計を中村與資平が行うという形に変更になりました。

外観は昭和初期の流行だった帝冠様式を基調にしたもので、正面中央の宝形屋根や赤褐色の瓦などが特徴的です。

※国登録有形文化財

















2012/09/29

豊橋市公会堂 ~ 愛知県豊橋市

豊橋ハリストス正教会から歩いてすぐのところに豊橋市公会堂があります。

昭和6年に 市政施行25周年に合わせて公会堂は建設されました。
鉄筋コンクリート造の3階建で、ロマネスク様式を基調に様々な様式を取り入れています。
設計は中村與資平で、他にも朝鮮・旧満州及び静岡県などで多くの銀行や公共建築の設計を手がけています。

※国登録有形文化財
















2012/09/26

豊橋ハリストス正教会 ~ 愛知県豊橋市

豊橋ハリストス正教会の聖堂は大正2年に建設され、正式名称は 「聖使徒福音記者マトフェイ聖堂」といいます。
設計は函館・白河の聖堂も手がけた河村伊蔵で、京都ハリストス正教会をモデルに西洋風のドームを造ったそうです。

※国重要文化財










2012/09/19

郡界橋 ~ 愛知県豊田市


郡界橋
大正6年
RC開腹アーチ (リブ+柱)

郡界橋は国道153号の旧道にあるのですが、現在は通行止めになっています。
橋の上は雑草が生い茂っていて、すごいことになっています。


横に移動してみましたが、やっぱりよく見えません。
奥に見える家は誰も住んでいないようでした。


国道153号の現・郡界橋からです。


ズームしてみました。
「×」が並んだ高欄や、橋桁を支える鳥居形の細い柱が特徴的です。



2012/09/13

旧マッケンジー住宅 ~ 静岡県静岡市駿河区


旧マッケンジー住宅は昭和15年にW.M.ヴォーリスの設計によって建てられました。
木造2階建,望楼付のスパニッシュスタイルの洋風住宅です。

お茶の輸出に貢献したダンカン・J・マッケンジー夫妻の住宅でしたが、マッケンジー氏が昭和26年に亡くなった後、エミリー・マーガレッタ・マッケンジー夫人が昭和47年まで住んでいました。
その後、静岡市に寄贈され、昭和62年に改修工事が行なわれた後、一般に無料開放されています。

※国登録有形文化財




























2012/09/07

御前埼灯台 ~ 静岡県御前崎市


御前埼灯台は明治7年竣工の煉瓦灯台で、「日本の灯台の父」と呼ばれるブラントンによって設計されました。
隣の建物は吏員退息所で、こちらも煉瓦造りです。

「日本の灯台50選」に選ばれています。

出入り口・窓の周囲・階段・踊り場の床には伊豆石を使用。

第3等大型フレネル式のレンズ。

 全国に15ある「登れる灯台」の一つです。大人200円。

写真では分かりづらいですが、地球が丸いのを実感できます。




2012/09/02

明治宇津ノ谷隧道 ~ 静岡県静岡市・藤枝市

明治宇津ノ谷隧道
明治37年
煉瓦トンネル
※国登録有形文化財

藤枝市側。
東海道の旧道で、現在は人道になっています。



扁額は草木とシートでよく見えません。



もともとは明治9年に木枠で内部を支える構造で作られましたが、明治29年に内部が崩落し、明治37年に煉瓦トンネルとして生まれ変わりました。



こちらは静岡市側。
日本初の有料トンネルだったそうです。



苔でよく見えません。



登録有形文化財のプレート。