2018/05/20

万世大路 再訪 〜 その3

大平橋で小休憩してから気合を入れて出発します。 前回のブログでは書きませんでしたが、夏に訪れた時は、突然獣の臭いがしたり、大きな糞があったりと、熊の生息地に入り込んでいるんだなという場面がいくつかありました。 今のところ動物の気配は全くありませんが、引き続き熊鈴&ホイッスルで注意深く進むことにします。

大平橋より先は車が入れないので藪がひどくなってきます。 しかし、今回は地面が見えます!

おそらく前回動画を撮った辺り。 こんな中を歩いていたのか…。 ちなみにこのあたりまではMTB(だと思う)が通った跡がありました。

灌木が道路を覆い尽くしているような場所もあるのですが、雪の上を歩くことで回避出来ました。

9:57に杭甲橋に到着。 大平橋から15分でした。 前回が20分かかっているので5分短縮されています。 思ったより差が少ないなと思いましたが、疲労度は全然違います。

 杭甲橋を出ると残雪が多くなってきました。 気温も大分下がってきたようです。

道というよりは沢です。 前回の反省を踏まえて、今回は防水の脛までカバーするブーツで来ています。

この石垣が見えてきたら栗子隧道はもう目の前です。

ついに見えました! 時刻は10:23。 約1時間半の道のりでした(二ツ小屋隧道から)。この光景もあと2ヶ月も経てば緑で覆い尽くされてしまうのでしょう。

 前回は左から手前に流れている水路が藪で全く見えず、足を踏み入れて大惨事になりました。

入口の前は1mくらいまだ雪が残っています。

隧道の内部はやはり浸水していました。

写真も思う存分撮ったので、名残惜しいですがそろそろ来た道を戻ります。

無事に二ツ小屋隧道まで戻ってきました。 帰りは大平橋を過ぎた頃から晴れ間がみえてきて、暑いくらいでした。

良い天気になったので帰り道で記念撮影。 うーん、カッコイイ!

その5分後…。 かっこ悪いです…。 でも去年1度コケているので、写真を撮る心の余裕があります(笑)。


というわけで無事にスタート地点まで戻ってきました。 この後はキャンプ場に行ってのんびりして、明日山形側の栗子隧道に行こうと思っていたのですが、キャンプ場が一杯でした。

時刻は12:30。 予定変更です。 とりあえず福島市に宿を確保出来たので、思い切ってこのまま山形側も登ってしまうことにしました!

続く。

2018/05/19

万世大路 再訪 〜 その2

相変わらず小雨が降っているので雨具を装備して8:50に二ツ小屋隧道を出発! 写真を撮ったり、雨対策をしていたりと、なんだかんだで1時間も滞在していたことになります。

驚くことに残雪の上には4輪の通った跡がありました。 ジムニーなんかだとこれくらい通れてしまうのでしょうか? ここをバイクで突破する自信は僕にはありませんでした。

50mくらいの残雪地帯を抜けてしばらく歩くと、最初の橋である鳥川橋に到着しました。 雑草が無いので、前回とはまるで違う風景です。

鳥川橋を出発してしばらくすると石垣が見えてきました。

こちらは前回道が崩れて無くなっていた場所です。 ちゃんと新しく道が出来ています。

ところどころにある残雪さえ無ければ大平集落跡まではバイクで行けそうでした。 おそらく雪が完全に解ける頃には藪がひどくなってくるので、ベストなのは11月下旬くらいなのかなと想像しています。

大平集落跡に到着しました。 雨は降っているものの、気温も低く、虫もいないので順調にここまで来ました。

 前回写真を撮れなかった、と言うか雑草で何も周りがみえなかった一本橋の所。 これはバイクで通るのはちょっと怖いです。

9:42に2番めの橋である大平橋に到着しました。 二ツ小屋隧道を出発して約1時間です。

ここから先は藪がひどかった地獄のような地帯だったのですが、どうなっているでしょうか?

続く。

2018/05/13

万世大路 再訪 〜 その1

久しぶりの更新になります。

今年の夏は北海道にバイクで行くことを計画していて、色々と道具を揃えるので忙しかったのです(笑)。 今回のGWはその北海道ツーリングの予行演習として東北地方に行ってきました。 一番の目的は2013年の夏に訪れた万世大路です。 前回の探索では藪と暑さに相当苦しめられたので、春ならどんな感じなのかなということで行ってきました。

天気予報に騙されてずぶ濡れになりながら朝の7:30に福島側の入口に到着。 前回より入口付近は整備されて綺麗になっています。

前回は下にバイクを置いて徒歩で登ってきましたが、今回はバイクで行けるところまで行ってみようと思います。

かなり荒れた道を写真を撮る余裕もなく進むこと20分、二ツ小屋隧道に到着しました。 最初のアプローチ林道から比べると旧国道は大分走りやすかったので、この先も結構バイクで行けてしまうかもしれません。

 夏に来た時と比べると大分スッキリとした印象です。

前回は雑草に埋もれていて気付きませんでしたが、隧道の傍らにある明治天皇がここで休憩されたという「鳳駕駐蹕之蹟」と書かれた石碑と、更に階段を上った先にある「山神」の石碑。

トンネルを通過します。冬に来ると氷柱で幻想的な光景が見られるそうですが、流石にこの時期では凍っていませんでした。

トンネルを抜けると…。
そこは雪道でした…。 考えが甘かったようです。 トンネル内にバイクを置いてここからは歩いて栗子隧道を目指すことにします。

続く。