冬休みは家で大人しくしているつもりだったのですが、雪が見たくなって急遽東北へ行ってきました。
最初に宮城県へ行ったのですが、雪はまったく降る気配もなく晴天でした。 それは山形市に来ても同様で期待を裏切られてしまいました。
文翔館はまだ年末年始の休館日だったので、この日は外観の写真だけ撮って翌日に中を見学することにしました。
大正5年に完成した2代目の県庁舎と県会議事堂で国の重要文化財に指定されています。 どちらも煉瓦造りですが、県庁舎の方は外まわりの外壁に石を貼っていて重厚な雰囲気になっています。
翌日は朝方まで雨が降っていたのですが、文翔館に着く頃なんと雪に変わってくれました。やはり日頃の行いが良いのでしょう。
正面入口には門松が飾ってありました。 それでは中に入ってみます。
正面入口のステンドグラス。
中央階段室を通って3階に上がります。月桂樹をモチーフにしたステンドグラスは当時のものだそうです。
正庁はやはり一番豪華な造りになっています。 天井の漆喰装飾は一度取り壊されたものを左官職人が忠実に復元したものです。
天気が良ければ正庁からはバルコニーに出ることも出来るのですが、今日は無理そうです。
正庁のお隣は貴賓室になります。皇族や国の高官が来県した際に使用されたそうです。
知事室。 当時の雰囲気を再現するために壁紙や家具が復元されました。
高等官食堂。この部屋だけ壁の腰板が4段になっていて高いのですが、
音の反響により食事中の話し声がよく通るようにこうなっているそうです。床は全面「道中格子」という寄木模様になっています。
警察部長室。暖炉や床の寄木が当時のままに残されています。
アーチが連なる廊下と復元された床のリノリウム。
内務部長室。警察部長室とよく似た造りですが、暖炉や壁紙のデザインに違いが見られます。
3階の主な部屋を見てきましたが、この他にも様々な展示室やギャラリースペースなどがあります。
次回は2階の部屋と県会議事堂を紹介したいと思います。