工学部にはすでに更地化されてしまったエリアがあるのですが、その中に2棟の近代建築がポツンと残っています。保存をするために残してあるのか、取り壊されるのを待っているのか、微妙な雰囲気でした。
・ 旧道路工学実験室 大正14年
・グラミン・クリエイティブ・ハウス 昭和6年
・旧保存図書館 (旧法文学部附属図書館) 大正14年
竣工と設計は前回紹介した旧応力研生産研本館(旧法文学部本館) と同じなので、似たような雰囲気を持っています。タイルを使った装飾などは共通していますが、正面の大きなアーチがこの建物の特徴になっています。
側面の窓には装飾的な面格子が入っています。
裏手の出入り口の持送りも凝ったデザイン。
・本部第三庁舎 大正14年
第一庁舎の隣に建つ小ぶりな煉瓦建築です。
・本部第一庁舎 大正14年
こちらも同じく煉瓦造りですが、左右対称に両翼を広げた外観になっています。どうやらこの建物は残す方針みたいです。
・旧工学部本館 昭和5年
箱崎キャンパスの中でも一番目立つ、顔ともいえる建物です。中には博物館などが入っていて中にも入れるみたいなのですが、年末年始ということもあって閉館していました。 こちらも保存されるみたいで一安心です。 ですが、本部と旧工学部本館以外の建物の行く末が気がかりです。
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2007年12月撮影 |
このように本部とはロータリーを挟んで真向かいに建っています。
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2007年12月撮影 |
玄関の横の窓口の格子もお洒落なデザイン。
入口のステンドグラス。
そして玄関ポーチの持送りにはコンドルのレリーフが使われていました。 中も素晴らしいんだろうなぁ。入ってみたかった…。
続く。
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