・武雄温泉楼門 大正4年 ※国重要文化財
着いたのは夕暮れ時でした。 温泉に入りに来た人達で賑わっています。 この日はここから歩いていける距離のホテルに泊る予定だったので、日没までここで時間を過ごしました。
1階の天井は折上格天井。
年末ということで残念ながら4つの干支は見学することは出来ませんでした。
本瓦葺きの屋根にはシャチホコが載っています。
辺りが暗くなってくるとライトアップの照明が灯りました。 赤が一層際立ちます。
・武雄温泉新館 昭和4年 ※国重要文化財
現在はお土産物屋さん兼資料館として使われています。中は自由に見学することが出来ます。両翼のある左右対称のデザインになっています。
2階正面には花頭窓、桟瓦葺きの屋根には洋風のドーマー窓が設けらています。 1階と2階で窓のデザインを変えているのも見逃せません。
男湯の大浴場。 浴槽は大理石で床と壁はタイル張り。
上を見上げると八角形の湯気抜きがあります。
こちらは女湯の大浴場です。
鮮やかなマジョリカタイルが使われている小浴場。
通りすがりの猫と目があってしまいました。
こちらは後に増設された露天風呂。 現在はガラスでフタをされていました。
2階へ上がってきました。
2階は床の間の設けられた和室になっています。 お風呂あがりにはここで休憩したのでしょうか。
窓からは先程の浴場の八角形の屋根が見下ろせます。
照明のデザインもレトロで良い感じです。
花頭窓からライトアップされた楼門を眺めます。
ここからほど近い場所には遠藤新設計の「如蘭塾」もあります。 遠藤新といえば若かりし頃、辰野金吾の東京駅を批判した人物。 その二人の設計した建物が同じ町に残るというのは単なる偶然なのでしょうか。 もっとも辰野先生は批判など全く気にせず、遠藤新を褒め続けたそうですが(笑)。
タイルがきれい。
返信削除昔の装飾は、いいですね。
昔の温泉や銭湯のタイルってレトロで良いですよね(^^)
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