駐車場から歩いて行く途中もちらほら雪が舞っていたのですが、「これくらいなら大丈夫だろう」とたかをくくっていました。
本格的に降ってきました…。


あっという間に雪景色に。 これはこれで風情があって良いのですが、寒すぎる!

ところが30分後、日頃の行いが良いせいもあって、まさかの初日の出が!

というわけでもういちど写真を撮り直します。
まずは大原美術館と今橋です。

今橋は大正15年に皇太子であった昭和天皇がこの地を訪問するのに合わせて架けられました。
橋の欄干には龍が彫られていますが、外側は浮き彫り、通路側は線彫りとなっています。


今橋を渡ったところにあるのが昭和5年竣工の日本初の西洋美術館、大原美術館です。
三角ペディメントにイオニア式の柱頭飾りをもつ柱が特徴的です。一見大理石にみえますが、セメントを使用した人造石だそうです。
大原美術館のお隣が大正15年竣工のカフェ エル・グレコです。 もとは旧奨農株式会社本社事務所として建てられたのですが、大原美術館のお客さんの休憩場所として昭和34年に喫茶店がオープンしました。


美観地区の中心部にある中橋と倉敷館。

倉敷館は大正6年に倉敷町役場として建てられました。
国の登録有形文化財に指定されています。


明治10年竣工の中橋。 石桁橋ですが上面は太鼓型になっています。
親柱の「橋」は略字だそうです。
美観地区の最後は中国銀行倉敷本町出張所です。
大正11年に第一合同銀行倉敷支店として建てられたもので、国の登録有形文化財に指定されています。
倉敷編パート2はアイビースクエアと倉敷駅周辺の近代建築を紹介したいと思います。
つづく。