2016/10/03

和歌山県和歌山市の近代建築(その2)

郭家住宅(旧郭百甫医院)  明治10年  ※国登録有形文化財
 代々紀州藩の御典医であった郭家が建てた洋館です。 和歌山特産の緑泥片岩を使用した石塀も文化財の指定を受けています。

こちらは郭家の近所で見かけた瓦を使った面白い塀。

島村家住宅主屋  大正15年  ※国登録有形文化財
 大正時代から洋風住宅を多く手がけてきた「あめりか屋」による洋館です。 こちらも立派な石塀が長く伸びていました。

浜病院(旧楽長ホテル) 昭和25年
戦後間もない頃に進駐軍の関係者向けに建てられたホテルでした。 進駐軍がいなくなって以降はホテルは廃業となり、病院として現在まで使われています。

 ・桐蔭高校同窓会館(旧制和歌山中学校図書館) 昭和4年
太い柱が特徴的な玄関ポーチの上には和歌山中学校時代の校章が掲げられています。

 平成元年に発掘されて復元された旧正門。

旧和歌山無尽本店  大正14年  ※現存せず
戦後は和歌山相互銀行の本店として使われていたこの建物も、前回訪問時にはすでに空き家となっていました。 今後どのように利用されるのかと思っていたら、2015年春に解体されてしまったそうです。
2010年撮影
2010年撮影

つづく。




2 件のコメント:

  1. 郭家住宅は、なんとなく琉球の雰囲気がします。
    島村家の雰囲気も、すごくいいですね。玄関のところが特に好きです。

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    1. 郭家は洋館の他にも診察棟や主屋、離れ、土蔵などが文化財に登録されているので興味津々です。 個人宅なので見学する機会は無いでしょうけど(^_^;)

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