2016/12/11

消えていった近代化遺産たち

最近まったくと言っていいいほど写真を撮りに行っていないので、いつもと趣向を変えて今では見ることが出来なくなってしまった近代化遺産たちを紹介したいと思います。


JR山陰本線 余部橋梁(明治45年)〜 兵庫県美方郡香美町  ※2010年架替
 今までで一番ショックだったのはやはりこれでした。 橋が架け替えられるという話を聞いて2007年に写真を撮りに行ってきましたが、もう一度くらい行けば良かったなと後悔しています。
現在は残された旧橋梁の一部が展望施設「空の駅」として利用されています。

鶴岡橋(昭和11年)〜 兵庫県豊岡市  ※2013年架替
余部橋梁からの帰り道で訪れました。 霧で遠くの風景が見えないのが残念です。

 ・大蔵橋(昭和6年)〜 山形県最上郡大蔵村  ※2006年架替
もう一つ霧で思い出すのがこの橋。かつて最上川に架かっていた大蔵橋です。
訪れたのは早朝で、見ての通りの深〜い霧。 この時はがっかりしましたが、今改めて見るとこれはこれで神秘的で良いかもしれません(笑)。

東橋(昭和7年)〜 山形県鶴岡市  ※2008年架替
架け替えられたのを知らずに、3年前に再訪した時はこのあたりを探し回ってしまいました。 とても良い雰囲気の風景だったのに跡形もなく消えていました…。

旧両羽橋(昭和11年)〜 山形県酒田市  ※1991年架替
隣に新しい橋が架けられてからずっと放置されていて、2004年から解体工事が始まったそうです。2005年に訪れた時には橋脚とトラス橋が2径間だけ残っていました。 今は完全に撤去されています。

荒巻配水所 旧管理事務所(昭和8年)〜 宮城県仙台市  ※2011年解体
この建物は登録有形文化財にも指定されていましたが、 移築保存のために曳家工事をしている最中、運悪く東日本大震災で被害を受けてしまいました。かろうじて建物の倒壊は免れたので保存運動もおきたのですが、工事の続行は不可能ということで解体されてしまいました。


今回はこれでおしまいです。 気が向いたら第2弾や近代建築編も紹介したいと思います。




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