2015/07/05

梵寿綱の建築・杉並編 〜 東京都杉並区

東京都杉並区の京王線代田橋駅の北側、甲州街道を渡った所に梵寿綱の設計したマンションが2棟あります。 去年の5月に訪れた時の写真を紹介します。

・ラポルタ和泉(和泉の門)  平成2年
外観で一番に目を引くのは正面の「樹下美人図」の彫刻。
 側面には「天駆けるペガサス」。
 入口脇には水を吐く像。こういうのライオンとかはよく見かけるけど、これは何でしょう? 不気味です。
 中に入ってみます。
 門を通って振り返るとそこには美しいステンドグラスが。
 さらに上を見上げるとそこにもステンドグラスが。 どことなくSF的な雰囲気。
 そして足元に目をやるとタコ足の階段が。
 この門の先には入れませんでしたが、エントランスだけでおなかいっぱいです。
最後に1階の駐車場を覗いてみると、天井にビー玉が埋め込まれていました。こんなところも手抜き無しなのは流石。

・マインド和亜  平成4年
ラポルタ和泉から数分歩いた所にある、1階がコンビニになっているマンションです。 このミスマッチ感がたまらないです。
外観は(も)派手な装飾がびっしりと施されています。
 ここでも中に入って振り返ると美しいステンドグラスが。 外から眺めるのとでは全然違って見えます。 階段はタコではなく巻貝のようなデザインでした。
ここもオートロックなのですが、扉を押してみるとなぜだか入れてしまったので中庭も見学します。
 おそるおそる入ってみました。 中庭の床にもタイルが敷き詰められています。
上を見上げると巨大な彫刻が首を出しています。なんとなく見られているようで落ち着かないです。
吹き抜けなのですがあまり開放的な雰囲気は感じません(笑)

ここらへんの壁のデザインは他の梵寿綱の建物とはちょっと違ったテイストで面白いです。さりげなくイオニア式の柱頭飾りが付いています。
ちょっとだけもう少し奥の方に行ってみました。 天井には雲? 泡? のオブジェ、床にはタイルで黒鳥が描かれています。
 狭い廊下を抜けて現れたのは地下への階段でした。もしかしたらコンビニの事務所とかがあるのかも。 その手すりには虫?と象がへばりついていました。

次回は早稲田編です。







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