佐世保にやって来たのですが、小雨がぱらつくあいにくの天気でした。 そこで予定を変更して午後から見に行く予定だった、市街地から車で30分ほど離れた俵ヶ浦町にある旧佐世保要塞の施設群に行ってみることにしました。
・丸出山堡塁 装甲観測所跡 明治34年
車のナビとスマホを駆使して辿り着いたのは、小高い山上にある観測所の跡。今のところ雨は止んでいるようです。最初に目につくのが石と煉瓦の壁を持つ掩蔽棲息部。
その横に観測所に向かう階段があります。 実はここの観測所に来るのを楽しみにしていました。 なぜなら…。
そう! 観測所を覆う鋼鉄製の掩蓋が残っているのです! 今まで各地の砲台跡で観測所を見てきましたが、実際にこうして掩蓋が残っているものは初めて見ました。 以前に行った友ヶ島にもあったらしいのですが、その時は下調べをしていなくて発見出来ませんでした。
無数に打たれたリベットがかっこいいです。 ところどころ朽ちている部分はありますが、とても100年以上風雨にさらされていたとは思えません。
扉は開かれていてウェルカム状態なので、中に入ってみます。
中には他の砲台跡でも見かける丸い台がありますが、さすがに保存状態が良いです。今まで上の部分がない状態ばかり見てきたので、こんな風になっていたのかと感動しました。
窓からは九十九島が眺められるのですが、霞がかっていてちょっと残念。 天気が良ければ絶景でしょう。
この次はここより少し南にある小首砲台へ向かいます。
つづく。
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