2016/02/05

片島魚雷発射試験場跡 〜 長崎県川棚町

2016年元旦の早朝にやって来たのは、佐世保市から車で40分ほどの場所にある川棚町の片島という所です。

この小さな半島にはかつて佐世保の海軍工廠で造った魚雷の試験場がありました。 詳しい説明は現地の案内板をどうぞ。

五連アーチの橋の先にある塔の建っている場所が発射場です。

橋の入口のコンクリート構造物は崩壊しかけていましたが、 中身はほとんど巨石(笑)

橋の上には轍が出来ていますが、おそらく魚雷を運搬するためのトロッコか何かのものでしょう。

突き当りには魚雷の上げ下ろしに使ったと思われるクレーンの台座跡がありました。 たしか大津島の回天基地跡でも似たようなものを見かけました。

 真ん中のスペースが魚雷をセットする場所です。そろそろ日が昇る頃なのですが、残念ながら靄がかかっていて見えません。

おそらくゲートがあったであろうと思われる部分。 塔の部分はもともと両サイドにあったというので(片方は倒壊)、そこでゲートの操作をしていたのでしょうか?

塔は遠目ではコンクリート造りに見えましたが煉瓦造りでした。

先程からチラチラと向こうに見えて気になる、あの建物の近くに行ってみたいと思います。発射された魚雷の観測所らしいです。

観測所へ行く道は途中で崩落していました。 端っこの部分を注意しながら進みます。

このように現在は海の上にポツンと浮かんでいますが、以前は先程の道路と橋でつながっていたようです。

戻って陸地側に建っている収蔵施設と呼ばれている建物に行ってみます。下は石造り、上は煉瓦造りになっています。

中を覗くと…。  木が育っていました。

そろそろ引き上げようかなと思っていた矢先に、急に靄が取れて太陽が出てきました。 ダッシュで観測所へ戻ります。

これが2016年の初日の出です。 こんなにまともに初日の出を見るのは初めてかも。 


もう一つ山の上にも観測所があったらしいのですが、初日の出に興奮してしまい見るのを忘れてしまいました…。

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