2016/11/10

日本郵船氷川丸(その1)〜 神奈川県横浜市

先日、神奈川県庁のライトアップを見に行った際に「日本郵船氷川丸」を見学してきました。

氷川丸は昭和5年に建造された大型の貨客船です。 昭和35年に現役を引退した後は山下公園に係留保存されてきました。

今までその存在は知っていたのですが、洋館めぐりなどに忙しくて中々行く機会がありませんでした。 ところが今年になって国の重要文化財に指定されたのを知り、これは一度見学しておかねばと思っていたのです。

 氷川丸の係留されている桟橋の先には明治29年に造られた白灯台があります。 実はこの灯台の写真を撮りに来たことはありました。 しかし、氷川丸の内装の素晴らしさを知らなかったので、中を見学することはありませんでした。 「灯台下暗し」とはまさにこの事。

受付を済ませてロビーを抜けると、最初は客室の並ぶ廊下を通って行きます。 なかなかレトロな雰囲気でいい感じです。 ここまではそれくらいの印象でした。

廊下の先には一等船客専用の「一等児童室」があります。 ここに子供を預けてディナーを楽しんだりしたようです。

ピンクのメルヘンな内装とレトロなイラスト。

かなり手の込んだ木馬もありました。

そしてBデッキの一番奥にあるのが「一等食堂」です。 ここの内装を見た瞬間に何かのスイッチが入ってしまい、この後は写真を撮りまくることになります(笑)

この素晴らしいアール・デコの内装はフランスのデザイナー、マルク・シモンの設計によるものです。 こんな豪華な造りになっているとは知りませんでした。 もっと早く来るべきでした。

 食堂を出て中央階段でBデッキからAデッキに向かいます。 その階段がこちら。 見どころが多すぎて中々先に進めません。

 手すりの中央にあるこの装飾は、氷川丸の名前の由来にもなった埼玉県の氷川神社の神紋である「八雲」がモチーフになっています。


次回はAデッキの部屋を見ていきます。

続く。







2 件のコメント:

  1. とても船の中とは思えませんが、でも、やっぱり、船ならではですね!!
    陸上のものではないのに、こんなにすごいと言うところに、余計に興奮しますね(≧◇≦)
    次が楽しみです!!

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    1. 一応鎖でつながれてはいますが、今も海に浮かんでいるので微妙に揺れます(^^) あと、昼の12時になると汽笛で知らせてくれます。
      海に浮かぶクラシックホテルといった趣でした。

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