2016/11/15

日本郵船氷川丸(その2)〜 神奈川県横浜市

Aデッキに上がってきました。

最初に入った部屋は「一等図書室」です。
この部屋で一等船客が読書をしたり手紙を書いたりしました。

その先にある部屋は「一等社交室」です。こちらの部屋は、ダンスパーティーの会場になるなど、主に女性の社交場として利用されたそうです。入口のドアから始まって壁、天井、照明といたる所に華麗なアール・デコの装飾が施されています。

廊下に出て進んでいくと、中央階段の所に再び戻ってきます。

中央階段の後ろにあったこのカウンターは「船内郵便局」です。 手紙を投函する郵便ポストも備え付けられています。

 廊下を更に進んでいくと突き当たりにあるのが、「一等喫煙室」です。 こちらは主に男性の社交場として利用されていました。大きな天窓のせいかとても明るい雰囲気です。部屋の片隅にはミニバーらしきカウンターもありました。
ここまで見てきたアール・デコ装飾の部屋達はいずれもマルク・シモンのデザインによるものです。

次に見学したのは一等客室です。見学しやすいようにガラスのドアにしてあります。
ベッドの上には飾り毛布が置かれ、乗客に喜ばれたそうです。

 そしてチャップリンや秩父宮夫妻も利用したという「一等特別室」。 寝室、浴室、居室の3部屋からなる豪華なスイートルームです。 この部屋の内装は川島織物の創業者である三代目川島甚兵衛が手がけたそうです。


次回は屋外デッキに出て、操舵室や船長室、そして機関室などを紹介したいと思います。

続く。














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