2018/09/02

2018年北海道の旅 〜 その2

8月13日
深夜2時半頃に苫小牧港に到着。ついに北海道に上陸です。 東北の天気が良かったので油断していましたが、この2日の間に予報はかなり悪くなっていました。 なので、計画を立て直したりで十分な睡眠はとれていません。

とりあえず、今日の午後からは雨が降らなさそうなのは稚内の方だけなので、夕張に向かった後に北上することにしました。

真夜中の北海道をナビに導かれるまま走ること1時間半。 夕張市に到着しました。 写真は市街地からはちょっと離れたところにある「滝の上公園」内の滝之上水力発電所です。

シューパロ湖方面に向かう途中で鹿のファミリーに遭遇。 ここでやっと北海道に来たという実感が湧いてきました。

シューパロ湖の完成時に水没してしまった旭沢橋梁を見に来ましたが、予想通り水位が高く橋の上部しか姿が見えません。 トラスとトレッスル橋脚が組み合わさった珍しい橋なのですが、時期がよくありませんでした。

その後、夕張市街地に移動して炭鉱遺跡や近代建築を見て回りました。

夕張市を後にして岩見沢方面に向かう途中で寄った「万字線鉄道公園」。ここには廃線となった国鉄万字線の旧朝日駅舎とSLのB201が保存展示されています。

岩見沢市から滝川市の間にも行きたいところはたくさんあるのですが、雨雲が来る前に北上したいので一気に駆け抜けます。

途中で北竜町にある日本一のひまわり畑だという「ひまわりの里」に寄ってみました。 ひまわりはほとんど終わりかけといった感じでしょうか。 お昼ちょっと前だったのでここで昼食を済まし、外に出ると早くも雨が。

カッパを着るかどうか悩んだのですが、そのまま出発したところ、途中で本降りになり参りました。 普段は高架橋の下や店舗の軒先など緊急避難先が見つかるのですが、本当に何もなく留萌の手前でようやくカッパを着ることが出来ました。

留萌港に到着したのが13時。 せっかくカッパを着たのに雨はあがったみたいです。 ここには土木学会選奨土木遺産にも指定されている留萌港南防波堤があります。

ここからはオロロンラインを北上していきます。

羽幌市内に到着しました。ガソリンスタンドやコンビニ、キャンプ場、温泉施設などもそろっているので、今日はここで宿泊することにします。

市街地を一旦離れて「羽幌炭鉱」の遺構を見て回ります。このあたりは廃墟好きには堪らないかもしれません。

羽幌では「朝日公園」という所でキャンプをしました。 キャンプ場には大きな東屋があってすでに2組の方がテントを張っていたのですが、その間にお邪魔させてもらうことが出来、雨の心配をすることもなく一夜を明かせました。 写真は撮り忘れてしまいました。

8月14日
朝起きてみると土砂降りです。 東屋が空いていて良かった…。みんながまだ寝ている中撤収作業を済ませ、早朝に出発しました。 とにかく北に行かないと雨雲からは逃げられない感じです。

途中までは土砂降りでしたが、天塩の道の駅に着くころには雨はあがっていました。 ここでようやくカッパを脱ぐことができます。
道の駅からオロロンラインに向かう途中で偶然古い建物を見つけました。「天塩川歴史資料館」 昭和26年竣工の旧役場庁舎だそうです。

ここから稚内までのオロロンラインはとても綺麗な景色で走っていてとても楽しかったです。 しかし、映像は残っていません。動画を撮影していたので、バイクを停めて写真を撮るということをしなかったのですが、なぜだか動画が一切撮れていませんでした(泣)。

ちょっとショックを抱えたまま稚内港北防波堤ドームにやってきました。 ここはずっと行きたいと思っていた場所です。 ここが今回の旅の最終目的地と言っても良いでしょう。

しかし、ここまで来て宗谷岬に行かないというのもあれなので、行ってきました。 記念撮影の行列が出来ていたので、横から撮ったこのスマホ手抜き写真しかありません。 現地ではそれほど感動しなかったのですが、家に帰って北海道地図を眺めているときに、ここまで行ってきたのかと感慨深いものがありました。 行って良かったです。

オロロンラインの動画は失敗したのですが、宗谷岬の「白い貝殻の道」と猿払の「エサヌカ線」はちゃんと撮れていました。 オロロンライン〜稚内〜宗谷岬〜エサヌカ線というルートは今回の旅で一番楽しかったです。 すれ違うライダー全員に手を振っていたので、こちらに帰ってきてもバイクを見かけると手を振りそうになってしまいます(笑)。


この後は道東に行くか旭川方面に南下するか迷ったのですが、札幌や小樽にも寄りたいので旭川方面に行くことにしました。 南の方は雨模様なのは確実でも、降ったり止んだりならなんとかなるかもしれないと考えたからです。

この日はひたすら南下して士別市の「グリーンスポーツ施設」のキャンプ場まで行きました。 無料で利用でき、バイクの乗り入れも出来て静かな良いキャンプ場でした。 テントはお気に入りの西瓜カラーのダンロップ。

テントに荷物をおいて風呂と夕食の買い出しに出かけようと公園の中を走っていると、突然目の前に近代建築が! あわててカメラを取りにテントまで戻りました。

こちらの建物は「士別市立博物館」の施設の一部で大正4年に建てられた「旧士別市公会堂」を復元したものだそうです。 どうやら移築復元ではなくて、外観のみを復元したもののようです。 どうりで下調べしたデータの中に入っていないわけです。 実物を見てみたかったなぁ。

近くには旧川南小学校に設置されていたという奉安殿や屯田兵屋もありました。 このキャンプ場を利用しなかったら一生見ることは無かったかもしれません。 ラッキー。

今日は出発時こそ雨だったものの、それ以外は曇り空で気温もちょうどよく北海道らしさを満喫出来た一日でした。

続く。

2 件のコメント:

  1. ずっとチェックしていました、東北も良いけど、矢張り北海道の記事がいいですね。動画の部分は美和子も気にって何度も見ていましたよ。私も、地図を見ながらルートをたどりました。最近は生地が途切れていたので心配していましたが、頑張って、継続してください。四国に素晴らしい建物が無いのが残念です。

    返信削除
  2. いえいえ、四国も素晴らしい近代建築や近代化遺産が沢山あって、行ってみたいところがたくさんあります。 近代建築ではないですが、高知市にあるオーナーがDIY で建てたという「沢田マンション」は面白かったです。

    返信削除