2018/09/11

2018年北海道の旅 〜 その3

北海道の地震のニュースは驚きました。 ついこの間訪れたばかりなのでとても他人事とは思えません。 インスタグラムのフォロワーさんの投稿を見ていると大分日常生活に戻りつつあるようですが、まだ余震は続いているようで心配です。


8月15日
夜中から薄々感づいて…というか確信していましたが、朝から雨です。 天気予報では道央は今日と明日は傘マークしか付いていないので諦めて出発します。

とりあえず旭川市にやってきました。 最初にやってきたのは昭和7年竣工の旭橋。 雨の中、傘をさしながら橋の写真を撮っている人間を周囲の人達はどう思っているのでしょう。 しかし、そんなことも気にならなくなるくらい素晴らしい橋です。

旭川市も結構近代建築は多いのですが、今回訪れたのはこの4件だけで早々に市街地を後にしました。 またいつかリベンジしたいと思います。

次にやってきたのは旧国鉄函館本線の「神居古潭駅(かむいこたんえき)」。 明治34年に開業した後、昭和44年まで使われていたそうです。

次はどこに行こうか迷ったのですが、近代建築を見に行ってもこの雨ではどうせまともな写真は撮れないだろうと思い、廃墟に向かいました(笑)。 廃墟といっても閉園したテーマパークを公園として整備したものです。芦別市にある「カナディアンワールド公園」です。  現在もいろいろと営業している施設があるらしいのですが、人っ子一人いません。

もう一つ芦別市で気になったもの。 調べてみるとB級スポットとして中々面白そうな物件なので、また機会があれば行ってみたいと思います。 この時点ですでに13時を回っていたので、いろいろと端折って一気に美唄市まで移動します。 カナディアンワールドが余計だったか。

もう距離感がおかしくなっているので芦別〜美唄は近そうにみえたのですが、目的地の炭鉱メモリアル森林公園に着いたときには15時を過ぎていました。 ここには旧三菱美唄炭鉱の立坑巻上櫓や原炭ポケットなどの施設が残されています。

そしてこの日最後にやってきたのが某廃小学校。 アクセスする道が分からず、行ったり来たりしたせいで17時を回っています。 やっとたどり着いて写真を撮ると何かおかしい…。 まずい! レンズの内側が曇っています。 こんなことは初めてです。 一日雨の中使い続けたのがまずかったのでしょうか。

もう替えのレンズやコンデジを取りに戻る気力もないのでiPhoneで撮影しました…。 下の右上の写真を見てもらえばわかると思うのですが、この建物は1階部分が水没していて、中に入るには水たまりを渡って2階から入らなければなりません。 ここで悲劇が。水たまりが思ったよりも深く、両足とも膝まではまってしまいました。 カッパは着ていたものの髪の毛からつま先までずぶ濡れです。
 
この日に泊まる岩見沢市のホテルまで向かう道中、頭の中に思い浮かぶのは楽しかった昨日の稚内の思い出…。 フロントの人が引くぐらいびしょびしょの状態でチェックインした後は、夜遅くまでいろいろなものをひたすら乾かしました。

8月16日
今日も雨です。 靴の中はまだ湿っています。 昨日の雨で心が折れたので今日は札幌市に移動した後は車を借りることにしました。 自分が雨に濡れるのは別に構わないのですが、ヘルメットのシールドとカメラのレンズが曇るのは致命的です。

とりあえず岩見沢駅の近くにある岩見沢レールセンターへ。 昨日よりかは小降りで一安心。

そして三笠市立博物館の野外博物館コースにある旧幾春別炭鉱錦立坑櫓へ。 ここは森林鉄道跡を利用したサイクリングコースにもなっています。

その他の三笠市の近代化遺産たち。 旧幌内立坑櫓(左上)、旧幌内炭鉱景観公園(右上)、旧幌内炭鉱変電所(左下)、旧幌内線 唐松駅。

江別市の北海道材木育種場旧庁舎にも寄りました。 市内には他にも近代建築があったのですが、今回は断念しました。

札幌市に着いたのはお昼ごろでした。 バイクを乗り捨て(てはいないけど)、車で向かった先は「北海道開拓の村」。 ここには歴史的建造物が多数移築されていて、愛知県の「明治村」の北海道版といったところです。

到着した当初は雨も弱くてなんとか写真も撮れていました。 しかし、後半になると本降りになってきてまたレンズの曇りが発生したので、替えのレンズやコンデジでだましだまし撮影。

一応全部の建物の写真は撮ってきましたが、雨風共に強くなって最後にはこんな写真ばかりになってしまったので撤収しました。 今度天気の良い日にじっくりと見学したいです。


この2日間降り続いた雨には本当に参りました。 雨対策も完璧だと思っていたのですが、やはり一日中雨の中にいるといろんなものが少しずつ濡れていき、調子が悪くなっていきます。 道内の道路は水はけ悪いし。ただ、気温がそれほど下がらなかったのがせめてもの救いでした。

この日は宿泊先をどうするか迷ったのですが、結局道の駅で車中泊しました。 シュラフとマットがあるのでまあまあ快適に過ごせました(笑) 置き去りにしてきたバイクだけが心配でしたが…。

続く。

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