2019/01/27

島根県松江市の近代建築 〜 その1

冬休みに山陰地方を旅してきました。 新山口まで新幹線で移動したあと、津和野からスタートして鳥取市までレンタカーで移動しました。 レンタカーは同一県内であれば乗り捨て料金がかからないので、県境にある島根県の松江市と鳥取県の米子市だけはレンタサイクルと電車移動でした。

今回はそのレンタサイクルをフルに活用して撮ってきた松江市の近代建築を紹介したいと思います。

旧米江旅館本館北棟・南棟(昭和2年) ※国登録有形文化財
伊勢宮町の繁華街の中に残っている旅館建築です。現在は「松江 巴庵」という和食のお店が入っています。 オリジナルなのかは判りませんが、南棟の出入り口にあったステンドグラスの照明が素敵でした。 周囲の景観は残念ですが…。

出雲ビル(大正15年)
松江で最初に建てられた鉄筋コンクリート造のビルだそうです。 ビル上部の銘板の読みは何故か「いづビル」になっています。

 ・大橋(昭和12年)
擬宝珠や灯籠など和風のデザインが施された橋で「日本百名橋」にも選ばれています。

 ・旧紳士服トラヤ(昭和7年)
大橋からほど近い場所にあるこの建物は元は山陰道産業株式会社の社屋として建てられたものです。 全体的にアール・デコ風ですが、やはり目を引くのがコーナー部分の装飾窓とレリーフでしょう。 ぜんぶで8枚あるレリーフは何かストーリーがあるのかなと考えてみましたが、全く解りませんでした(笑)。
 近くにも古そうな建物があったのですが、改装中?でした。

 ・影山呉服店(明治35年)
旧第三銀行松江支店。 鬼瓦には第三銀行の「三」の文字が刻まれています。

ごうぎんカラコロ美術館(大正15年) ※国登録有形文化財
旧山陰合同銀行北支店。 2009年までは銀行として使用されていましたが、現在は山陰合同銀行が美術館として無料で開放しています。 ただこの日は年末年始で休業でした。

 ・カラコロ工房(昭和13年) ※国登録有形文化財
旧日本銀行松江支店。 このあたりは金融街だったらしく先ほどの2棟とはすぐ近くです。


旅に出る前に見た週間予報では松江市の天気は雪マークばかりだったのですが、久しぶりに「晴れ男」としての能力を発揮してしまいました。

続く。









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