過去の画像が消えたショックから立ち直れないまま放置していましたが、久しぶりに更新します。
正月休みを利用して兵庫~大阪~京都と周ってきたので、しばらくは関西のネタが続きます。
まずは、重要文化財にも指定されている布引五本松堰堤です。
堰堤に行くには新神戸駅の裏手からハイキング道を登っていくので、新神戸駅の駐車場に車を停めます。
ですが、ここは楽をして近くから出てるハーブ園に行くロープウェイを使って中間駅で降りることにしました。
ロープウェイからは神戸の街並みが見渡せます。
中間駅が近づいてくると、左手に堰堤が見えてきました。 明治33年竣功の日本で最初の重力式コンクリートダムです。
ロープウェイを降りてハイキングコースに向かいます。
まっすぐ堰堤に向かいたいところですが、先に上流にある関連施設を見に行くことにしました。
最初に見つけたのが締切堰堤でした。 これは貯水池の水が逆流しないように設けられているそうです。
さらに上流に向かうと分水堰堤が見えてきました。 ここで貯水池への水量を調整したり、土砂の流入を防いでいます。 樹の枝でよく見えないのが残念ですが、切石でアーチ状になっています。
分水堰堤の附属橋です。日本初のRC開腹アーチ橋。
今きた道をダム湖に沿って戻っていくと五本松堰堤が見えてきました。
重要文化財と近代化産業遺産の認定プレート。
石積みが美しいシンプルな堰体。 上部にはアクセントとしてデンティルが施されています。
造られてから一世紀以上経った現在も神戸市の水源として利用されています。
堰堤から新神戸駅に向かう道を下って行くと谷川橋があります。
大正期のRC開腹アーチ(リブ+柱)です。
見晴らし展望台の脇に残っていた門柱と門衛所。
せっかくなので布引の滝の一つである雄滝にも寄ってみました。
さらに下流に行くと雌滝があり、そこに取水堰堤と取水塔があります。
こちらも五本松堰堤と同時期に造られたものです。
あともう少しで新神戸駅というところに、最後の関連施設である砂子橋があります。
この橋は中に導水管が通っていて水路橋になっています。
欄干には神戸市の市章。
ここまで見てきた施設全体が「布引水源地水道施設」として重要文化財に指定されています。
砂子橋から新神戸駅の駐車場までは3分ほどで着いてしまいました。
ロープウェイを使ったおかげもあって1時間半ほどで戻ってくることが出来ました。
次も神戸市のダムを紹介したいと思います。
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