・衣装蔵 大正5年
前回の鏝絵蔵と比べると、損傷が激しく痛々しい外観です。 外壁には波板が使われているのですが、これは傷んだところの補修ではなくオリジナルです。 なんとなくこういった波板は現代だと安っぽいイメージですが、これは当時の最先端の建材だったそうです。
通風孔にはサフラン酒の瓶の意匠。
衣装蔵の横には立派な庭園が広がっています。 ずっと放置されていて荒れ放題だったそうですが、最近になって手入れを始めたそうです。
・離れ座敷 昭和6年
衣装蔵の奥に見える入母屋造りの和風建築が離れ座敷です。
1階から見ていきます。 前知識が全く無かったので、傷みの激しい外観からあまり期待していなかったのですが、使われている木材や意匠も様々で見応えがありました。
階段は洋風のデザイン。上を見上げると流木のオブジェがありました。
2階へ上がってきました。
2階もすごかったです。和風建築にはあまり詳しくないので、一つ一つがどうとは解説できないのですが、すごいのは分かります(笑)
最後に庭園に繋がる南側の入口を。 招待されたお客さんはこの門から庭園を眺めながら離れ座敷に向かったのでしょう。
現在きちんと修復されて文化財に登録されているのは鏝絵蔵のみですが、敷地内の他の建物も素晴らしいものでした。 ただ、維持管理にはとても費用がかかるのでなかなか手が回らないとのことでした。 今回のイベントも寄付金を募っての公開だったので、少しでも貢献できて良かったです。
立派なお屋敷ですね。戦前、戦後と、とても栄えたんでしょうね。
返信削除亀のはく製?はすごいですね。
一緒に見学していた家族の子供が、「亀がいるっ!!」と大興奮していました(笑)
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