2019/09/22

2019 北海道ツーリング 〜 その7

・8月16日  旭川市


旭川市に着いて最初に訪れたのは、去年傘をさしながら写真を撮った「旭橋」。 去年は旭川市は本格的な雨で早々に撤退した為、今年はじっくりと見ていきます(笑)。

9条通りの「旧宮北秀吉邸」は木材業を営んでいた宮北秀吉の事務所として大正4年頃に建てられました。 現在は空き家のようでしたが、取り壊されない事を祈ります。
 近くで見つけた古そうな住宅。

昭和12年竣工の「旧松岡木材事務所」。 スクラッチタイルの外壁が 良い感じのビルですが、こちらも空き家のようでした。


そのお隣には大正14年竣工の「松岡家住宅」。 和館から伸びる煙突がかっこいいです。国登録有形文化財。
 実は「旧松岡木材事務所」に行った時にはこの建物の存在に気づかず、 素通りしていました。 日が暮れかかってホテルに向かう途中で偶然前を通りかかって、慌てて写真を撮ったのがこれです。 写真は露出を上げていますが、実際はかなり暗いです。

次にDOCOMOMOJapanの「日本におけるモダン・ムーブメントの建築100選」に選定されている「旭川市庁舎」。 戦後に数多くの公共建築物を手掛けた佐藤武夫の設計によって昭和33年に建てられました。

もう一つ戦後の建築で「北海道立旭川美術館」。 かなり新しく昭和56年の竣工となっています。 設計は田上義也。 こちらはしっかり下調べ済みです。

市役所の近くで「八條市場」という古そうな建物を見つけたので中に入ってみると、そこには時が止まったような空間が広がっていました。 廃墟のように見えますが、中ではお豆腐屋さんが操業していました。

2条通の角地に建つ「丸京橋本クリーニング」。 店舗・住居・倉庫が並んで建っています。

2条通の道北バスの乗務員休憩所として利用されていた建物。 こちらの建物も下調べした中には入っておらず、詳細不明です。

去年も訪れた「中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館(旧旭川偕行社)」 。 明治35年竣工の本格的な木造洋風建築で国の重要文化財に指定されています。
 同じ敷地内の「六角堂」。 市内にあった「竹村病院」の玄関部分を移築保存しています。

こちらも旧陸軍の施設で「あさでん春光整備工場(旧陸軍第七師団騎兵第七連隊覆馬場)」です。 これは積雪時に中で軍馬の訓練ができるようにと造られたものです。 国登録有形文化財と経済産業省の近代化産業遺産に認定されています。

土木学会選奨土木遺産に認定されている「春光台配水池 第一、第二接合井」。 ここの一番の特徴は煉瓦造りの被覆式の緩速ろ過池なのですが、外からはその構造は確認できません。

高砂酒造」は明治41年頃に建てられた和風建築の事務所棟と、その向かいの昭和4年竣工の作業所棟が通りを挟んで建っています。

最後に「旧北海道官設鉄道工場」を見に行きました。 上が旋盤工場、下が鍛冶工場で2棟とも明治31年に建てられました。 設計は琵琶湖疏水などで知られる田辺朔郎です。

ここで写真を撮っている時にまた小学生の男の子に話しかけられました。
男の子「何を撮っているんですかー?」
自分「えーっと(困惑)、これ(建物を指差す)」
男の子「えー? これー!? 」
不思議そうな顔をして笑いながら走り去っていきました。
こっちの子どもたちは本当に人懐っこいです。 東京では考えられません。


この日の夜は大雨の予報だったのでホテルに宿泊しました。 予報によると夜中だけ降って朝方にはあがるらしいです。

本日の走行距離:321km





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