このダムは日本に6基しか残っていないバットレスダムで、「土木学会選奨土木遺産」、「国指定重要文化財」に指定されています。
ダムの天端に来ましたが柵があって中に入ることはできません。
上流側の丸沼。
このダムは立地も珍しく、下流側も湖になっていて2つの湖に挟まれるような形になっています。
全景を見たいので堰堤の下まで来てみました。
目の前は湖なので真正面からは写真は撮れません。
すると、目の前に筏が!(知ってました)
このドラム缶筏は付近を散策する人達のために「丸沼を愛する会」が設置しているものですが、これを利用させてもらいます。
筏はなかなかしっかり出来ていて、安定感がありました。ちなみに「トムソーヤ号」という素敵な名前がついています。
というわけで念願の真正面からの写真です。
この格子状の外観がバットレスダムの特徴です。 この格子で止水壁を支える構造です。
対岸まで渡って真下から撮ってみました。長い年月の間に幾度か補修されていますが、外観を変えないように配慮されているそうです。
バットレスダムはまだセメントが高価だった時代にコストを削減するために採用されましたが、メンテナンスに手間がかかるのと地震に弱いなどの理由でわずか14年間しか建設されませんでした。
丸沼堰堤はバットレスダムの中でも日本一の堤高があり、当時の姿をとどめている貴重なダムです。
間近で見たバットレスダムはかなり魅力的でした。
見に行って良かった!
これは残り5ヶ所も・・・。
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