2015/05/20

米海軍横須賀基地の近代化遺産(その1) 〜 神奈川県横須賀市

 5月16日に横須賀製鉄所創設150周年を記念した日米親善ベース歴史ツアーに参加してきました。

バイクで出かけたのですが、この日は朝から雨。 運を使い果たした人間には神様も味方してくれませんでした。 それに加えて時間に余裕を持って出かけたはずが、小さなミスをいくつも重ねた結果、集合場所の横須賀駅に着いたのが5分前。 多分受付をしている時点で息を切らしていたと思います。 まぁ間に合って良かったです。

集合場所の横須賀駅は明治22年に開業した後に昭和15年に現在の駅舎に改修されました。
「階段のない駅」として有名でJRではここと門司港駅だけだそうです。
 

この後ヴェルニー公園→どぶ板通り→横須賀ベースと進むのですが、雨&疲労でほとんど写真を撮っていません。 なので、いくつかは翌日の朝に撮った写真で代用します。

昔ヴェルニー公園のあたりは波止場だったので当時の衛門が残されています。
 

 公園内にある横須賀製鉄所の建設を推進した小栗上野介忠順とフランス人技師ヴェルニーの銅像。

対岸に見えるのがこれから向かうドライドック達です。


こんな感じで15人程度のグループに分かれて行動した後に、ベースの正門に再集合しました。

どぶ板通り。 ゆっくり見ている時間はありませんでしたが、歩道には有名人の手形が埋め込まれていました。

ここでベースの正門に到着。 全員で50人程度でしょうか。一人一人身分証を確認した後にセレモニーが行われました。
いよいよ入場です。ゲートを通るときはちょっと緊張しました。 ベース内では写真撮影は基本的にOKなのですが、メインゲート、艦船、警備の人、これだけは撮らないようにと言われました。

 メインゲートをまっすぐ進んで行くと見えてきたのがCPO CLUBです。 昭和2年に旧横須賀海軍工廠本部として建てられました。 ゲートを通ってからここまであまり写真を撮る人が見当たらなかったので少し遠慮していたのですが、ここから本気を出します(笑)

CPO CLUBの少し先にお目当ての石ドック達が見えてきました。 気が付くと周りにはいつの間にか一眼レフを手にした人たちもチラホラと。 負けていられません(何が?)

1号ドックは明治4年に完成した日本最古のドライドックです。約2万2500個の新小松石が使われています。手前側のコンクリートの部分は昭和11年に延長した部分です。

 ちょうど雨もあがってきました。 神様は見捨てていなかった!

 ゲートの上にも乗ることが出来ました。 それにしても未だに現役で使われているっていうのがすごい!


 1号ドックの脇にあった物揚用のスロープ。

 今度は反対にヴェルニー公園を眺めてみます。

 2号ドックには修理中の艦船が入っていたので写真はありません。 3基の石ドックの中では一番大きいのですが、なぜかちっちゃい船が入っていました。

そして一番小さい3号ドック。 明治7年の竣工ですが、大きな改修もなく一番建設当初の姿を留めているそうです。


 小さいと言ってもこうして間近で見るとすごい迫力です。

4号ドック(艦船が入っていた)の近くで見つけた実用自転車。

空母「ジョージ・ワシントン」が見られる場所まで来ました。 18日のニュースで日本を離れたというのを聞いてタイムリーすぎてビックリしました。 ミリタリー好きにはたまらないんでしょうが、僕はただただ「でかい!」っていうのが感想です。

ここの護岸も切石積でかなり古そうなものでした。
 

ここで午前の部は終了です。コサノパークで一旦解散して昼食タイムです。







2 件のコメント:

  1. 元気そうですね。いつもブログを楽しみに拝見させて貰っています。最近はブログのアップが
    次々と有り喜んでいますが、息長く続けて下さい。
     石積みのドック、本当に凄いですね。船と海が大好きで造船科を選択したものとしてとても興味
    津津で、感動して見せて貰いました。今なお使われているということが凄いことですね。午後の部も、
    楽しみにしています。
     

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  2. ご無沙汰しています。 ブログ読んでいただきありがとうございます。
    いずれ徳島県にも行ってみたいと思っているので、その時にはご挨拶にうかがいます(^^)

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