2015/05/27

自由学園南沢キャンパス(その1)〜 東京都東久留米市

5月24日に自由学園南沢キャンパスで行われた南沢フェスティバルに行ってきました。

前日までの天気予報では曇り時々雨で降水確率50%でした。 朝出かけるときも曇っていたので、合羽に折り畳み傘、防水のバッグと靴といった重装備で出かけたのですが、向こうに着いた頃には晴れていました。 晴れ男復活!

自由学園といえば池袋にあるフランク・ロイド・ライトと遠藤新が設計した明日館が有名ですが、南沢キャンパスの建物は遠藤新とその息子である遠藤楽が設計をしています。
 

南沢キャンパスは大きく分けて女子部、男子部、初等部と分かれています。 まず最初にメインの女子部に向かうことにしました。 美味しいものは最初に食べるタイプなのです。

そこで目に飛び込んできたのがこの光景。 美しい大芝生の先に見えるのが女子部体操館で、そのさらに奥にちらっと見えているのが女子部食堂です。 女子部の建物は遠藤新によって昭和9年に建てられたものです。

 最初に女子部食堂を見ていきます。 正面に食堂があり、その両脇に4棟の教室がシンメトリーに配置されています。

 内部の天井はフラットになっていてそこから4つのペンダントライトがぶら下がっています。窓のデザインは明日館と比べるとシンプルなデザイン。
これが学食だなんて!洒落たカフェに来た気分です。

 食堂の奥にある暖炉。
 
暖炉の裏側には小部屋があってそこにも暖炉があります。

その部屋には明日館で見た椅子と似ている六角形の背もたれの椅子が置いてありました。


外へ出てみます。 正面左側にはチャイムが置かれています。 当時からのものでしょうか?



両サイドのせり出した部分は靴を脱いだりする場所になっています。

 

格子と瓦がどことなく和の雰囲気を感じさせます。


食堂入口に置かれている黒板。 


 食堂とそれぞれの教室はこのような回廊でつながっていて、雨の日でも濡れずに移動ができます。 さらには突き当りの体操館までもそのまま行けてしまいます。
 

この廊下の庇を支える照明は色は違いますが明日館と全く同じデザイン。


教室の廊下。装飾はなく落ち着いた雰囲気になっています。
 

教室と教室の間には池が配置されていて非常に美しいです。

規則正しく3列に並んだ大谷石の飛び石。


食堂と教室だけでかなりの枚数になってしまいましたので、女子部体操館と女子部講堂は次回にしたいと思います。

そう、調子に乗って写真を撮りまくってきたのです。

続く。

2 件のコメント:

  1. すてきですね。また、たのしみにしてます。

    返信削除
    返信
    1. ありがとうございます。初めて行ったのですが、とても素敵なキャンパスでした (^.^)

      削除