2015/05/23

米海軍横須賀基地の近代化遺産(その2) 〜 神奈川県横須賀市

 コサノパークにやって来ました。 ここで昼食タイムになります。
 

 近くのフードコートにはピザ屋やサブウェイなどのファーストフード店が入っていました。

 米国の新聞「Stars and Stripes」の販売機。

 暇なので辺りを散策してみます。 といってもヘタレなので公園の周りだけですが。
映画館やボーリング場もありました。 行ったことないけれど、いかにもアメリカ!って感じです。


 ベース内は広いのでバスやタクシーも走っています。 それにしても過剰な広告や看板、電柱がないとこんなにもスッキリした街並みになるなんて!


やはりありました。


コサノパークから見た三笠公園と猿島。


ベース内でよく見かけたレトロな消火栓。


野良猫までもアメリカンに見えてくる不思議。


午後の部はベース内に残っている戦前の建物などを見学することが出来ました。

最初にやってきたのが旧横須賀海軍病院。 こちらの建物は庁舎だった建物。 正確な建築年代は調べてもわかりませんでしたが、関東大震災後に建て替えられたものだそうです。
 
その隣の兵舎だった建物。 庇の持送りが重厚でかっこいいです。 これらの建物は現在でも米海軍横須賀病院の施設として利用されています。 こうして大事に建物を使ってくれているのは本当にありがたいことです。

敷地の片隅には奉安殿がひっそりとありました。 かつてはこの中に天皇と皇后の御真影が納めらていて、任地に赴く際に手を合わせて行ったそうです。 奥に見えるのは皇后陛下行啓の碑です。

当時の正門。 レンガ造りですが、上からペンキが塗られています。 上に載っかっている灯籠は戦後付けられたものだそう。
 
 
いよいよツアーも終盤です。正面ゲート近くまで戻ってきました。
 
こちらは旧横須賀鎮守府会議所・横須賀海軍艦船部が入っていた建物で、昭和9年頃に建てられたそうです。 現在は米海軍横須賀基地司令部となっています。

 ベース内の近代建築では一番装飾的です。
 

今回は1階しか見学できませんでしたが、2階はホールになっているそうです。
 
 

すぐ近くに古そうな建物がありましたがこちらは詳細不明です。
 

最後の建物は旧横須賀鎮守府庁舎です。 関東大震災で初代庁舎が倒壊した後に、大正15年に建て替えられました。 3階の窓がない部分は元からではなく、米軍が機密事項を扱うために埋めてしまったそうです。 車寄せが付いている以外は直線的でシンプルな外観です。

 以上でツアーは終了となりました。 最後に戦後ベース内で働いてくれた日本人に対する感謝の気持ちを表した基地内労働者感謝の碑の前で解散となりました。

朝10時に横須賀駅を出発して、解散時刻が15時ちょっと前。 結構歩いたような気がします。 コストコはなかったけれど、アメリカ気分を十分に味わいました。

またもや緊張しながら正面ゲートを通った後は、続けざまに観音崎の砲台跡を探索しに出かけて、次の日は筋肉痛になるのでした。








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