2015/06/03

自由学園南沢キャンパス(その4)〜 東京都東久留米市


上着を落としたことにも気づかずにノコノコとやってきたのは初等部。
 

初等部の建物は南沢キャンパスの建物の中では最初期に作られたものです。
まずは昭和5年に建てられた低学年の校舎。 中では工作教室が開かれていました。

 縁側付きの2年生の教室。

 ここでも大谷石の柱が使われていました。
 

ちょっと廊下を覗いてみました。 入口のドアには六角形の窓がデザインされています。

工作教室の行われていた中央の部分。
 

続いて昭和6年に建てられた初等部食堂。 ここは人が非常に多くて写真を撮るのに苦労しました。


かわいい椅子とテーブル。

久保講堂で見たのと似ている照明を発見。 
 

食堂からは左右に回廊が伸びていて教室やトイレなどにつながっています。


 

 廊下からちらっと見えた教室の中。 ものすごくライト風…。 見てみたかった!


 ここにも日時計がありました。 百葉箱も懐かしい!

 こうしてみると初等部、女子部、男子部と3つのシンメトリーな空間がキャンパス内に存在していて非常に面白いです。 それぞれを移動していく間もまるで公園を散策しているような気分でした。

 次回、完結編(大げさ)は遠藤新と同様にフランク・ロイド・ライトに師事した息子の遠藤楽の建物を紹介したいと思います。










2 件のコメント:

  1. 縁側つきの教室、いいですね。

    返信削除
    返信
    1. 戦前のいろいろな小学校を見てきましたが、縁側が付いているのは初めて見ました(^^)

      削除