2015/09/01

清水町配水塔資料館 〜 富山県高岡市

近代建築めぐりの合間に清水町水道公園にやって来ました。 この日の朝の天気予報では降水確率70%だったので、撮影出来ないほどの土砂降りになったらどうしようなどと考えていたのですが、水道公園に着いた時には奇跡的に晴れ間が広がっていました。

ここは高岡市の近代水道発祥の地で、昭和6年に完成した配水塔、水源地下槽、第3源井上屋などの施設が残されています。 

・旧配水塔  ※国登録有形文化財
 鉄筋コンクリート製で高さは29.5mあります。 平成5年からは資料館として利用されています。 中に入ってみたかったのですが、残念ながら閉館日でした。
 格子状の梁に一つ置きに窓が付いています。
 正面の御影石のプレートには、後に内閣総理大臣になる犬養毅の毛筆書きで「恵澤萬年」(いつまでも変わらぬ、恵みに潤う)と刻まれています。
 石で縁取られた入口。 登録有形文化財のプレートも見えます。
 塔の上部の水槽は鋼製で銅板が張られています。

・水源地下槽  ※国登録有形文化財
鉄筋コンクリート造りの半地下式の貯水槽です。
 東側の入口には元富山県知事の鈴木敬一の毛筆書きで「滾々不盡」(水が盛んに湧き出て、尽きることがない)と刻まれています。 この言葉は確か2014年に行った駒沢給水所の2号塔にも刻まれていました。
 西側の入口には犬養毅の毛筆書きで「鐘水豊物」(水が盛んに集まり、物が豊かになる)
貯水槽の上は公園になっています。

・第3源井上屋  ※国登録有形文化財
 八角形の鉄筋コンクリート造りで外壁は煉瓦張りになっています。 ここから地下水を汲み上げていました。
なぜこの写真の天気が悪いかというと、写真を撮り忘れたので翌日の朝に再度訪れて撮ったからです。

こうして比べるとやっぱりどんよりとした空より青空のほうがいいなぁ。

おしまい。

2 件のコメント:

  1. おしゃれ、と言う言葉を使っていいのかわかりませんが、
    何度みても、いいですね。
    確かに、青空のほうが躍動感がありますね!

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    1. 晴れ間がのぞいたのはとても運が良かったです(^^) この2日間は雨こそ降らなかったもののずっと曇空でしたから。

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