滋賀県近江八幡市のヴォーリズ建築（その３）

バームクーヘンで有名なクラブハリエの近江八幡日牟禮ビレッジには、ヴォーリズの設計した旧忠田邸を改修したカフェがあります。 「特別室」と言われる部屋は４部屋あって、前日までに予約をすればそこで優雅なティータイムを過ごせます。

・クラブハリエ日牟禮カフェ（旧忠田邸）  昭和11年 
ネットで、特別室を利用しなくてもカフェを利用すれば見学できるという情報を聞きつけたので、あえて予約無しで行きました。 一人で利用する勇気もないし。

ところが朝の９時半なのにカフェはすでに満席。 諦めて帰ろうと思ったのですが、たまたまウェイターさんが横を通りかかったので、ダメ元で見学だけ出来ないか尋ねてみました。 

すると「１０時から予約のお客さんが入っているけれど、それまでなら良いですよ」と見学させてもらうことが出来ました！

１階から見ていきます。 「ハリエリビング」は庭の景色を眺めながらお茶することが出来ます。

現在はカフェの方に出入り口が設けられているのですが、ここが本来の玄関です。

両側に本棚がある「ハリエライブラリー」

勝手口のドアノブには、ヴォーリズ建築でおなじみのクリスタル製のものが使われていました。

階段の下の小さな引き出し。 こういった遊び心もヴォーリズらしいです。

２階へ上がってきました。

「ハリエビュー」と名付けられた部屋。

 その隣の部屋には大きなテーブルがありました。 人数の多い時はここも利用できるのでしょうか？ こちらにも素敵なペンダントライトが付いています。

そして最後の部屋はその名も「和室」。 どの部屋も素晴らしかったのですが、個人的にはここを利用してみたいです。 この空間でいただくバームクーヘンはどんな味がするのでしょう。

カフェも利用せずに見学だけして帰るのは心苦しかったのですが、今度どこかでクラブハリエのバームクーヘンを見かけたら必ず買うので許して下さい！

なんと、クラブハリエだけでかなりの枚数になってしまいました。 続きは次回にします。

まだまだ続く。