2015/12/19

滋賀県近江八幡市のヴォーリズ建築(その5)

今回近江八幡を訪れたのには訳がありました。 アンドリュース記念館とウォーターハウス記念館の2館が特別公開が行われていたからです。

アンドリュース記念館(旧近江八幡YMCA会館) 昭和10年 《国登録有形文化財》
ヴォーリズの大学時代の親友であり、若くして亡くなったハーバート・アンドリュース家から贈られた資金で建てられました。 今回見学できたのは1階の「祈りの部屋」と2階の和室でした。 残念ながら撮影は禁止だったので写真はありません。

裏手にも以前は出入り口があったのですが、改修の際にふさがれてしまったみたいです。
2011年1月撮影

以前の味のある雰囲気も捨てがたいです。 正面のスロープもこの時にはありませんでした。
2004年8月撮影
2004年8月撮影

アンドリュース記念館でおみやげに買ったヴォーリズのサイン入りメンタームスティック。
 
 ・近江八幡教会牧師館(旧近江兄弟社地塩寮) 昭和初期
アンドリュース記念館の向かいにあるこの建物は近江兄弟社の独身社員寮だったものです。 外観はどちらかというと和風のテイストです。

 ・郷土資料館(旧近江八幡警察署) 昭和28年
この建物は以前の姿がどうであったのか定かではないのですが、昭和28年にヴォーリズ建築事務所によって改築されたものだそうです。 警察署らしく2階の窓には鉄格子がはまっています。

 ・八幡商業高等学校  昭和13年
八幡商業高校はヴォーリズが明治38年に英語教師として赴任してきた学校です。 伝道活動に熱心なあまり2年ほどで解雇されてしまうのですが、それから30年後、校舎を改築する際に設計を依頼されます。
2011年1月撮影

玄関のガラス越しに中を覗いてみました。 腰壁に貼られたタイル、ステンドグラス、大きな柱など気になります。中を見学できる機会があればなぁ。

校舎の写真を撮ってていると部活動などで高校生たちが登校してくるのですが 、全員が元気よく「おはようございます!」と挨拶してくるのでびっくりしてしまいました。 自分の高校時代とは大違いです…。

続く。







2 件のコメント:

  1. 昔の建物、住宅など、窓がとても特徴的ですよね。
    一部、模様の入ったガラスをつかっていたりするのも、いいですよね。

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    1. あと、昔の歪みのある窓ガラスも良いですよね。現代のツルッとしたガラスから見る景色とは違った景色に見えます(^^)

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