2015/12/27

滋賀県近江八幡市のヴォーリズ建築(その6)

市内の池田町と土田町はヴォーリズ設計の個人住宅が密集している地域です。
今回は4件の洋館が並ぶ池田町を紹介したいと思います。

ダブルハウス  大正9年
この建物は2世帯住宅になっていて、建築当時はヴォーリズの両親と建築事務所の技師が住んでいました。

 2つの住宅の境界部分。 塀のデザインもここを境に変わります。

 東側から見たところ。手前の和風の建物は後年の増築部分。

ウォーターハウス記念館  大正2年  ※国登録有形文化財
今回特別公開で中を見学することが出来ましたが、ここも内部の撮影は禁止でした。
ここは記念館として活用する際に改修されたのですが、頑張って綺麗にしすぎちゃった気がします。 建築当初はこんな感じだったのかもしれませんが…。

こちらが住居として使われていた頃のもの。 いかにも古い西洋館といった佇まいが良かったのですが。 ツッカーハウスはもう少しうまく改修して欲しいものです。
2004年8月撮影

吉田邸  大正2年
ここは写真を撮りづらいのですが、冬に行ったほうが全体像を確認しやすいかもしれません。 かつての教え子で、ヴォーリズと共に近江ミッションを支えた吉田悦蔵氏の住居です。
2011年1月撮影

 ・石橋邸(旧近江家政塾) 昭和10年
吉田悦蔵氏の妻、清野夫人が婦人教育のために発足させた近江家政塾として利用されていました。

旧広瀬邸  昭和4年
池田町通りから西へむかって2つ目の通りにあります。 いくつかのサイトでは「日本料理佐々木」として紹介されていたのですが、現在は「ビストロだもん亭」というお店になっていました。

ぱっと見、普通の和風建築なので見落としてしまいそうです(実際通りすぎてしまった) 。

次の土田町で最後になります。

続く。

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