2015/12/09

滋賀県近江八幡市のヴォーリズ建築(その2)

近江兄弟社学園は大正11年にヴォーリズと妻の一柳満喜子によって設立された清友園幼稚園が母体になっています。幼稚園・小学校・中学校・高等学校がありますが、幼稚園と小学校は別の地に移転しています。

近江兄弟社学園 ハイド記念館  昭和6年 《国登録有形文化財》
清友園幼稚園の園舎だったこの建物は、メンソレータム創設者のA.A.ハイド夫人の寄付によって建てられました。外壁はスタッコと下見板張で仕上げられています。

 塀に使われているヴォーリズらしいゴツゴツした風合いの煉瓦。

 以前は2階の窓に折りたたみ式の日除けが付いていました。
2011年1月撮影

 ・近江兄弟社学園 教育会館  昭和6年 《国登録有形文化財》
この建物は清友園幼稚園の講堂兼体育館でした。外壁の仕上げはハイド記念館と同じですがT字型の窓が特徴的です。

 ハイド記念館とはL字型につながっています。
2011年1月撮影
 ハイド記念館との連結部。
2011年1月撮影

北側には出窓が付いています。もう少しアップで撮りたかったのですが、逆光で上手くいきませんでした。

 正面に設けられた長い庇。

 前庭にはヴォーリズのサインが刻まれた石碑がありました。◯の中に点がありますが、これは「近江八幡は世界の中心」という意味がこめられています。

一柳満喜子の胸像の向こう側に見える煙突のついた建物はヴォーリズ記念館です。

ヴォーリズ記念館  昭和6年  《県指定有形文化財》
ヴォーリズが満喜子夫人と暮らしていた住居を記念館として公開しています。 中も事前に予約をすれば見学できるのですが、未だにタイミングが合わず入ったことがありません。
2011年1月撮影

最近、バスタブの縁に足の指をぶつけて負傷してしまいました。普通に歩けるので問題はないのですが、もしかして骨折しているかも。
というわけで、しばらく外出は自粛して冬休みのために体力を温存しておこうと思います。

続く。







2 件のコメント:

  1. 記念館、素敵ですね。和風にも見えるんですけど、洋風ですね。
    昔の学校みたいな感じですね。

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    1. ペンキを塗っていない下見板張りが素朴で良い味を出していますよね。今度訪れるときは是非中も見学してみようと思います。

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