・木村産業社屋 昭和4年
庄川町の鍛冶屋であった木村長次郎が興した土木業や火薬類の販売などを行なう会社です。 現在はそれに加えて住宅リフォームなども手がけているようです。
「鉄砲火薬・木村組・度量衡器」の文字が見えます。壁面には様々な装飾が施されています。中は事務所と建築資材を販売する店舗になっています。入口からちらっと見える柱の装飾が気になります。
思い切って事務所に見学させてもらいたい旨を伝えると、会社の方に中を案内をしていただけることになりました。 お昼の休憩中にありがとうございました。
先ほど気になった柱の装飾は龍でした。 ここで左官職人・竹内源蔵を知ることとなります。 彫刻のように見えますが、鏝絵といって漆喰をこてで盛って仕上げた職人技です。
様々な漆喰装飾を竹内源蔵が手がけています。
トイレの天井にも素敵な照明と装飾。
2階のバルコニーの手摺。2階の窓から蔵を見せていただきましたが、あちらの装飾も竹内源蔵の作品だそうです。
ここを訪れるまでは竹内源蔵のことも鏝絵のことも知りませんでした。 前回の中越銀行の玄関の装飾も、旅行から帰ってから調べて竹内源蔵の作品だと知りました。
なんでも15歳(!)の時には初代帝国ホテル(フランク・ロイド・ライト設計は2代目)の貴賓室も手がけたとか。
後日訪れる旧小杉町役場(竹内源蔵記念館)でもたくさんの作品を見てきたので、改めて紹介したいと思います。
バルコニーからの景色が気になります。和風の庭園ですか?
返信削除蔵もいいですね。
庭も住宅も和風でした。 住宅の方も古そうな建物でした(^^)
削除いろんな体験、経験、うらやましいです。
返信削除私も、訪れた気分になって、拝見しています。
また、楽しみにしています。