2016/01/15

九州大学 箱崎キャンパスの近代建築(その2)〜 福岡県福岡市

再び箱崎キャンパス内に戻ってきました。

工学部にはすでに更地化されてしまったエリアがあるのですが、その中に2棟の近代建築がポツンと残っています。保存をするために残してあるのか、取り壊されるのを待っているのか、微妙な雰囲気でした。

旧道路工学実験室  大正14年

グラミン・クリエイティブ・ハウス 昭和6年

旧保存図書館 (旧法文学部附属図書館) 大正14年
竣工と設計は前回紹介した旧応力研生産研本館(旧法文学部本館) と同じなので、似たような雰囲気を持っています。タイルを使った装飾などは共通していますが、正面の大きなアーチがこの建物の特徴になっています。

側面の窓には装飾的な面格子が入っています。

裏手の出入り口の持送りも凝ったデザイン。

本部第三庁舎  大正14年
第一庁舎の隣に建つ小ぶりな煉瓦建築です。

 ・本部第一庁舎  大正14年
こちらも同じく煉瓦造りですが、左右対称に両翼を広げた外観になっています。どうやらこの建物は残す方針みたいです。

旧工学部本館  昭和5年
箱崎キャンパスの中でも一番目立つ、顔ともいえる建物です。中には博物館などが入っていて中にも入れるみたいなのですが、年末年始ということもあって閉館していました。 こちらも保存されるみたいで一安心です。 ですが、本部と旧工学部本館以外の建物の行く末が気がかりです。

 玄関ポーチの上部の照明とステンドグラス。
2007年12月撮影

このように本部とはロータリーを挟んで真向かいに建っています。
2007年12月撮影 

玄関の横の窓口の格子もお洒落なデザイン。

入口のステンドグラス。

そして玄関ポーチの持送りにはコンドルのレリーフが使われていました。 中も素晴らしいんだろうなぁ。入ってみたかった…。

 続く。







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