2016/01/22

軍艦島上陸ツアー 〜 長崎県長崎市

「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界文化遺産の構成資産の一つである端島(軍艦島)の上陸ツアーに参加してきました。

軍艦島の事を知ったのはだいぶ前の事ですが、その頃はまだ漁船をチャーターして上陸した話などがあちこちで聞かれ、行ってみたいなぁと思っていたのですが、なかなか行動に移せず時が経ってしまいました。

上陸ツアーもいろいろな船会社が行っているのですが、今回利用したのは「軍艦島コンシェルジュ」さんです。 上陸前に島の周囲を周ってくれるのが決め手となりました。
写真撮影が目的の人は2階デッキが良いのですが、ご想像の通りこの時期はめちゃくちゃ寒いです。 

軍艦島までは途中伊王島に寄港して約40分くらいの乗船になります。 途中には同じく構成資産である三菱長崎造船所のジャイアント・カンチレバークレーンや第三船渠、小菅修船場跡なども見ることが出来ます。 特にジャイアント・カンチレバークレーンは陸からは全体像を撮影できる場所がなかなか見つからなかったのでラッキーでした。
三菱長崎造船所 ジャイアント・カンチレバークレーン
三菱長崎造船所 第三船渠
小菅修船場跡

天候が悪いと上陸出来ない場合もあるということでしたが、この日の海はとても穏やかでした。 いよいよ軍艦島が見えてきました!


船は桟橋のある西側から北側を通ってアパート群が立ち並ぶ西側へ向かいます。よく見ると釣り人がいますが、釣り以外の目的で施設内に立ち入らないのを条件に許可されているのだそうです。 それにしてもこのアパートの密集具合には圧倒されます。

そして船は一周近く周ったところでいったん島から離れて、軍艦っぽく見える撮影ポイントまで移動してくれます。

その後上陸なのですが、正直な所、設定された見学コースには瓦礫になってしまった部分が多く、それほど撮影ポイントは多くありませんでした。
第1見学広場。ベルトコンベアーの支柱の奥に見えるのが端島小中学校。
第2見学広場。 かつて総合事務所があった場所。

見学コースで最大の見所といえば、大正5年に建てられた日本で最初の鉄筋コンクリート造の高層アパートである30号棟でしょう。 あぁ、あの奥に行けた人たちが羨ましい。
第3見学広場。 中央の7階建ての建物が30号棟。

実際の時間配分は周遊に20分、上陸に35分といった感じでしたがあっという間に過ぎてしまいました。 自由に見学出来ないとはいえ、憧れだった地に立つことができて満足です。 さようなら軍艦島、さようなら端島。







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